子どもの部について


スポーツが“得意”ではなく、スポーツが“好き”を増やします

ふくいスポーツクラブでは子ども達が生涯に渡ってスポーツに取り組む土台を築くために、「スポーツは楽しいものである」ということを活動の中心に据えています。

「うちの子運動苦手なんですが大丈夫でしょうか?」といった声をたまに聞きますが、スポーツを楽しむことは全ての人々が持っている基本的人権の一つであり、決して運動が得意な人のためのものではありません。

私たちは、勝負や駆け引きの楽しさ、協力する楽しさ、思いっきりカラダを動かす楽しさ、応援する楽しさなど、スポーツに関する様々な「楽しい」の機会を提供することで、子ども達の人生に彩りが加わることを願っています。

指導コンセプト

【教え込まない】

走りやキックなどのフォームを型にはめるように教えるのではなく、様々なトレーニングを通して子ども達自身が感じ取ることを大切にしています。

そのため指導の場面ではデモンストレーションを積極的に見せたり、狙いとする動きが自然と出現するように課題を設定する(例:遠くに投げられるようにしたい→高い位置に的を配置する)などして、子ども自身で試行錯誤し、答えを見つけることができるよう取り組んでいきます。

【幅広い運動体験】

読み書きができない子にいきなり文章問題をやらせても習得が難しいように、基礎運動能力が十分に育っていない状態でスポーツを専門的に始めても、上達の具合には限りができます。

また、早くから一つのスポーツに特化すると身体の特定の部位や機能しか使われないため体力運動能力に偏りが生じたり、怪我や障害に繋がる恐れがあります。

そのため、最初からいきなり種目の動きに入るのではなく、ウォーミングアップで全身を使うような運動を取り入れるなどして、幅広い運動体験を獲得できるよう工夫しています。

【一緒に楽しむ】

指導者が一方的に教えるのではなく、一緒にトレーニングに混ざったり、ゲーム形式で子どもと同じチームに入るなどの機会を積極的に設け、良いお手本を間近で見せることを大切にしています。

大人も一緒に笑顔で取り組むことで子ども達との間に信頼関係を育み、家でも学校でもない第3の居場所となることを目指しています。